キーボードマスター

タッチタイピングをマスターするために

合理的な練習を1日、2〜3時間程度練習すれば、タッチタイピングの基礎は実現できます。後はパソコンで文章を入力するときに必ずタッチタイピングで入力するようにしてください。

タッチタイピングのメカニズム
どうすればタッチタイピングをマスターできるのか...(科学的アプローチ)
タッチタイピングのメカニズム


タッチタイピングにはメカニズムがあり、それを理解し合理的な練習を行えば、短期間で身につけることができます。
タッチタイピングのメカニズムは、きわめてシンプルです。上図の3つのメカニズム、これだけ。
このメカニズムの繰り返しでキーを打ちます。
つまり、キー入力する時はいつも一定の位置に指を置いて、そこからの指の運びを体で覚えてしまうテクニックなのです。
特に重要なのがメカニズムの(3)です。 タッチタイピングができない人のほとんどが、目的のキーを打った後、指を元の一定の位置に戻していません。すると次のメカニズムの繰り返し時に、メカニズム(1)(いつも一定の位置に指を置いて構える)ができていないので、目的のキーを打てなくなります。
キー入力中に指の位置が定まらない人や、キーボードから指が浮いている人はタッチタイピングできないのです。 この単純な基本動作(メカニズム)を指に覚えこませればタッチタイピングをマスターできます。キーボードマスターはそのための合理的メソッドです。

練習の意味を理解する
やみくもにキーをたくさん打っても、タッチタイピングはマスターできません。練習の 意味を理解して始めてください。例えば、右手の人さし指で"Y"を打つ場合、最初は"Y"と"U" の間を打ったりして正確に"Y"を打つことができないかもしれませんが、誰でも運動神経が備 わっているので、 しばらくすると正確に打てるようになります。しかし、問題は"Y"を打った 右手の人さし指を、 一定の位置(右手の人さし指の場合は"J")に戻しているか、ということ です。これは運動神経の問題ではなく、 それを意識していないとできない指の動きです。練習では「打った指を戻す」ことを常に心がけてください。

一定の位置 〜ホームポジション〜
いつも指を置いておく一定の位置のことをホームポジションと呼び、図のように10本の指 にそれぞれ所定の位置が決まっています。
ホームポジション
キーボードの F と Jの表面には突起や凹 みがついています。人指し指の腹でこれを確認すれば、手元を見な いでホームポジションを確認することができます。キー入力中に指先でこの突起や凹み をサワサワ(触ること。) するクセをつけるのも、タッチタイピング上達のコツです。

各指の分担
それぞれの指にはどのキーを打つか役割が決まっています。
各指の分担


キーボードの傾き
キーボードのキーは左に傾いて配置されています。ホームポジションに指を置いてみると、 右手の傾きはキーボードの傾きと同じになりますが、左手の傾きは逆になっています。このことを意識すると、 キーを打ちやすくなります。例えば、「、」 「。」は、右手の中指と薬指を まっすぐ手前に引いて、指の先で打つ感じだと打ちやすいと思います。

タッチタイピングのコツ!
ホームポジションにもどしやすいようにキーを打つのがコツです。 小指または、人さし指をホームポジションに置いてキーを打ちます。そうすれば、その指を軸にして手元を見ないでもホームポジションに指をもどすことができます。例えば、右手の人さし指で Y を打つときには右手の小指をホームポジションに残して打ちます。キーを打ったら小指を軸にしてすぐにホームポジションに戻すことができます。